★パチスロ歴代の名機‐あのころを君に‐★

このページは私のパチスロへの想いを綴っていくページです。
名機の再来

2003年初春。
4.1号機から4.5号機へと移りつつあった頃です。
かの「大花火」の正統後継機として「花火百景」が登場しました。
「大花火」の出目演出はそのままに、全面液晶を搭載しての登場です。
この全面液晶は「ネオプラネット」で好評だった「ELビジョン」をカラーにして、その全面液晶の中にリールがあるというものです。
アルゼはそれを「アルゼディスプレイ」と銘打っていました。
サミー系では「ドーナツビジョン」としてその後に出ます。
当時ではまだ珍しく、液晶がとても大きくて綺麗、というのが一番の印象でした。
ドンちゃんや葉月ちゃんも可愛く、花火の美しさを見事に表現しています。
肝心のスペックについて。
「大花火」の甘さを正統に継承しています。
「大花火」よりもBIG偏向型になり、設定1でもBIG確率が400分の1を上回っていました。
その分REG確率が抑えられています。
「大花火」同様、完全攻略時の設定1の機械割が100%ある台です。
大量獲得機のBIGというものは、BIG中における「ビタか75%か」そして「JAC入賞のタイミングはいつか」の駆け引きが重要になります。
通常時の演出について。
この台には、通常時を盛り上げる為の「演出用RT」という機能が付いています。
アントニオ猪木という名のパチスロ機」と同様に、ボーナスが成立すると、この「演出用RT」に突入したりしなかったりします。
「演出用RT」に突入しなければ、普通のノーマル機のように、成立ゲームにリーチ目が出たり、ボーナスを入賞させる事が出来ます。
そして「演出用RT」に突入した場合は、内部的に「揃わないリプレイ」確率が上がります。
そうすることでリーチ目もボーナス入賞も出来なくなり、演出が活きるわけです。
ただこの「演出用RT」中は「猪木」とは違い、ボーナスの抽選(ストック)はしません。
悪く言えば「無抽選状態」です。
ですから、それを危惧して1枚がけによるボーナス強制入賞の機能があります。
1枚がけをすると「完全ハズレ」確率が上がり、ボーナスを入賞し易くなります。
席を離れる時にはちゃんと1枚がけをして席を離れた方がいいですね。
1回だけ隣に移動しようとした時に1枚がけをしたら、「ドーン」という声とともに、1確からBIGだったこともあります。
お店も覚えていて赤坂のオリパサでした。
大量獲得機ですし、危うく12000円程損してしまうところでした。
実はRT中ではなく、1枚がけでBIGを引いた可能性もあります。
それはそれでレアな現象ですけどね。
この「演出用RT」が連続演出をとても活かしてくれる機能なので、個人的に連続演出中は1枚がけをあまりしませんでした。
連続演出は続けば続くほど期待度が上がっていき、3ゲーム目まで来たら50%近い期待度を誇ります。
「演出用RT」中はリーチ目がほぼ出ないのですが、ボーナス成立後にしか出ない「小役揃い型」のリーチ目は出ます。
「演出用RT」突入時には、その全てで連続演出に行くとは限りません。
「UFO」演出などのハズレorボーナス演出が良く出ます。
その演出が途切れずに3ゲーム程続くとチャンスになり、次ゲームにナビ矛盾などが出たりするわけです。
常に頭の中では「当たったらデカい大量獲得機である」という思いで打っていますから、一瞬一瞬でとても熱くなれます。
この台の激熱演出について。
まず「UFO群(3機)」、確定ではない演出の中で一番期待度が高いです(75%)。
更に当たっていればBIGであることも熱さを増しています。
そして次に、第3停止後に発生する「台枠フラッシュ」も期待度が高く、こちらも当たっていればBIGです。
「UFO群」も「台枠フラッシュ」もハズしてはいけない演出になります。
「海物語」で言えば奇数魚群のようなものです。
驚きや喜びと共に不安が襲います。
これもまた大量獲得機故の妙でしょうね。
ちなみに「UFO」演出はハズレorボーナスなので、「UFO+小役ナビ」は確定になります。
また、リプレイが揃った時、通常は液晶に「りぷれい」と出るのですが、それが出なかったり、非小役揃いでドンちゃんが頷いたりすれば、法則矛盾で確定になります。
リプレイでフラッシュしないパターンを液晶で表現しているわけですね。
図柄に関しても「大花火」を継承していて、小さめのリールに「青七」が良く映えます。
不二子2」など平和の台も、少しリールが小さめでした。
5号機の「青ドン」のミニリールも好きでしたし、やはり個人的に小さめのリールが好きなようです。
そしてパチスロにとって最も重要な要素である出目演出に至っては、完全に「大花火」をそのまま継承しています。
「大花火」から打ち始めた者にとっては感慨深いものがありました。
映画などでは初代と色々比べられて、なかなか初代を超えられなかったりもしますが、パチスロに至っては、不評な所や欠点を補い、継承そして発展させていくことが出来ますので、後継機が初代を超えることがままあります。
「大花火」には欠点がありませんでしたから、メーカーの方も色々プレッシャーがあったと思われます。
しかしこの「花火百景」は見事に「大花火」らしさを残しつつ、美しい液晶演出で「ハナビ」の世界観を再現しています。
あの通常時の静けさから大きい花火を夜空に描く、そんな風景を大事にしている台でした。




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