★パチスロ歴代の名機‐あのころを君に‐★

このページは私のパチスロへの想いを綴っていくページです。
告知ランプの魔性性

完全告知機を初めて打ったのが、2002年にNETから登場した「ZETT(ゼット)−30」という台です。
それまで「完全告知機」というものを打ったことが無く、液晶付きの台の前兆やら潜伏やらを楽しんでいた者にとっては、一体何が楽しいのか分かりませんでした。
しかし、当時からパチスロに相当惚れ込んでいたので、どんなタイプの台でも必ず一度は打ってみるように心掛けていました。
ある日突然「たまにはああいう台も打ってみようかな」と思ったのがきっかけです。
神田の「クリエ」に「ゼット30」が壁際に1列ズラッと20台以上並べられていたのを今でも覚えています。
角台に座り、早速打ち出してみると、初心者ということもあり、まだ点滅(点灯)するまでの間の気持ちの持ちようが出来上がっていませんでした。
打つこと30分・・・。
ついに「WIN」ランプが点滅しました。
「なるほどこれか、中々いいな」とは思いましたが、あまり興奮していなかったのがとても印象的です。
「ZETT30」はストック機ですから、当然意図的な連チャンもあります。
初当たりは1回だったと思いますが、思わぬ連チャンで都合3000枚程を獲得出来ました。
本来ならここで「完全告知機」にハマるものですが、連チャン中は良くても通常時のハマりを考えると「そんなに頻繁には打たないだろうな」と思ったのが初日の感想です。

再度完全告知機から離れ、時が経つこと2年・・・。

その日も突然「たまにはああいう台も打ってみようかな」と思ったのがオリンピアの大人気機種「南国育ち−25」。
「南国育ち」の登場から随分経ての初打ちです。
仕様については雑誌などでおおよその事は知っていましたが、どのようなランプの点き方で、どのような出玉推移になるのかまでは知らない状況です。
打つこと10分・・・。
まだ何も起こりません。
そして20分後・・・。
「キュイン」という音と共にパトライトが回りました。
初当りはBIGでした。
パトライト台としても初めてでしたから、「本当に回るんだ」と少し可笑しかったのを覚えています。
しかし、それよりもBIG中の曲が素晴らしくて「一聴き惚れ」をしてしまいました。
残念ながら蝶々は飛びませんでしたが、曲の素晴らしさを堪能したのと同時に、ある感情が芽生えてきました。

「次ゲームに鳴る(点く)かもしれない瞬間を毎ゲーム待つ通常時って楽しいな」

完全告知機にハマっていくきっかけになったのは、まさにここが原点です。
それからというもの、「南国育ち」を始め、「島娘」といったストックタイプのパトライト台をよく打つようになりました。
「南国育ち」では数少ない万枚を達成した機種でもあります。
ある程度打ち込んでいたある日、また新たな感情が沸き起こってきました。

「告知ランプを見たいのだから、何もパトライトで無くてもいいんじゃないかな」

そう思い、まず駆け寄ったのが「GOGOジャグラーV」。
まだ4号機で今ほどの市民権を得ていない頃の「ジャグラー」です。
Aタイプだから確率も高いし安心して打っていると、400ゲーム程の中ハマりを喰らいました。
「ストック機並みに当たらないじゃないか」と思いましたが、ランプは点灯したので顔はニヤけています。
その初当たり以外はやはりストック機に比べれば大幅に確率は高いので、ポコポコと当たってくれました。
自身は凝り性です。
「ジャグラー」にも相当ハマっていきました。
そこで確信しました。

「0から100になった瞬間がたまらない」

完全告知機ですから、Aタイプは勿論、ストック機でも、前兆や1ゲーム1ゲームに於ける期待度の示唆が殆どありません。
突然当たるという事は、1ゲーム前まではまだ「ハズレの脳」だったのが、当該ゲームで一瞬のうちに「当たりの脳」に切り替わるという事です。
その極端さがとても楽しく感じました。
そういう思考を繰り返している内についに出会うことになります。

ハイビスカスというのもあったな」

完全告知機の極地とも言える「先告知機」。
当然のことながらハマっていくことになります。
「先告知機」の魅力は「今引いたんだ感」をダイレクトに味わえるところです。
台にもレバーを叩く前までは分かりませんでしたし、「一緒に察知した」という所がとても愛しい事だと思います。
ハイビスカス台は「スーパーハナハナ(ストック機)」「ドンドンハナハナ(ノーマル)」「スーパーシオ(プチストック機)」等を打っていました。
4号機でも最後の方ですね。
もはや完全告知機の虜になっていたので、告知ランプが搭載されている台はほぼ打ちました。
NETの「液晶ハイビスカス」も素敵ですね。
「チバリヨ」は荒くてあまり打ちませんでしたが、少しマイルドにした「沖縄サイコー! 嵐」はかなり打ったと思います。
レバーオンで全消灯フリーズからパトライトが出現する演出には、「カーッ」と血が騒ぎ、体が熱くなったのを今でもはっきりと覚えています。
4号機の完全告知機はノーマル機、ストック機共に素晴らしい台ばかりで、一生忘れられない興奮と思い出を刻んでくれましたね。

5号機になってからも、完全告知機熱は衰えず、告知ランプとリーチ目を存分に活かした「ニューオアシス」をよく打ったものです。
この辺りからですね。
徐々に「ジャグラー」の快進撃が始まっていきます。
時期にして2007年初頭。
5号機の黎明期とあって、パチスロ自体が沈んでいました。
そこで登場したのが「アイムジャグラーEX」。
4号機と比べても大きめで綺麗なLEDの「GOGOランプ」には、当時まだ完全告知機に慣れていないユーザーをも虜にしていた程に人気がありました。
自身もご多分に漏れません。
あの告知音「ザンッ(だと思います)」もいい味を出しており、後のジャグラーシリーズも事ある毎に打たされてしまいました。
時には1000ゲーム以上のハマり、4万ノーボーナス等を味わいましたが、たった1回の告知ランプで悔しいほどに救われた気持ちになってしまうのも事実で、罪だなと思います。

ジャグラー以外にも、5号機には沢山の完全告知機が登場しました。
マイナー機種でしたが、5号機の完全告知機として好きだった機種に「ビーチクラブ(A-RT機)」という台があります。
この台はユーザーの好みに合わせて4つの告知モードから任意で選択することが出来ます(1BETPUSH)。
@「液晶ハイビスカス(NET)」
A「パトライト(オリンピア)」
B「コーナーハイビスカス(パイオニア)」
C「後告知(北電子)」の4つです。
@〜Bは完全「先」告知モードになります。
上品なハイビスカスが好きなので、@・Bをメインで選択していました。
特にBのパイオニアモードがとても秀逸に出来ています。
このモードだけは「次ゲーム告知(BIG確定)」があります。
単独からチェリー、スイカ(確定)、リプレイ、ベル同時当選までありますから、告知が発生したゲームが「成立ゲーム」か「次ゲーム」かで上手に揺らがせてくれる仕様になっています。
ここで「次ゲームならBIG」が効いてくるわけです。
チェリー時に3連チェリーになるとリーチ目という法則や、中押し時に7を上段or下段に引き込んだらリーチ目という法則が即ち、BIG確定の瞬間を演出してくれます。
また、ボーナス成立後はモードを切り替えられなくなりますので、チェリー後などに試しに押してみて変わらなければ、ドル箱を取りに行っても良いです。
勿論成立ゲーム告知でもBIGはありますから、常に都合の良いように捉えて打つことが出来る、打ち手有利な台です。

その後も「コクッチーマスターズ」等のそそる台も登場して、もはや完全告知機というものが、パチスロのゲーム性として完全に確立しました。
しかしその分、告知ランプというものを間違って使用している台もあります。
告知ランプは告知ランプだけを光らせなければなりません。
ですから、告知ランプの光が漏れていたり、始めからうっすら光が走っていたりするものは、ブレるので絶対にやってはいけません。
また、告知機のはずなのに予告があるような台も好みません。
「0から100になる瞬間」を大事にしている台であれば、告知ランプの色や形、大きさは特に問わず全て好きです。
「南国育ち」から始まった告知熱育ちが15年経っても未だに衰えを知らないとは、全くもって恐ろしい事です。
きっと何号機になっても告知ランプの魔性性からは逃れられないのでしょうね。

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