このページは懐かしい思い出の台を深く考察していくページです。
キングパルサー


「サイレントストック」機能を世に知らしめ、後のストック機に多大な影響を与えた革命的な台です。
【ボーナス抽選確率】
「BIG確率」
設定1:1/297 設定2:1/297 設定3:1/282 設定4:1/268 設定5:1/256 設定6:1/240
「REG確率」
設定1:1/606 設定2:1/606 設定3:1/512 設定4:1/442 設定5:1/390 設定6:1/364
「機械割」
設定1:98.5% 設定2:98.5% 設定3:102.8% 設定4:106.4% 設定5:110.9% 設定6:116.8%

割数が同じ設定1と設定2の差は、当り方の差です。
奇数設定は荒く、偶数設定は穏やかな当り方をします。
【RTについて】
ストック機の始祖はNETの「ブラックジャック」です。
「ブラックジャック」のRTは5号機と同じく、「揃うリプレイ」確率が上がります。
それに対して「スーパーリノ」や「キングパルサー」のRTはボーナスが成立すると「揃わないリプレイ」確率が上がる「サイレントストック機」です。
4号機はリプレイをこぼせたので「揃わないリプレイ」は制御によってリプレイをこぼし、表面上はハズレか「揃わないリプレイ」かを出目で判別することは出来ないというシステムを実現させました。
このRTを終わらせることで「完全ハズレ」確率が上がり、ボーナスを揃えられる状態(当たり)になります。
【RT終了条件】
@決められたRTゲーム数を消化する。
RTゲーム数解除(初当たり時)
ゲーム数
設定1
設定2
設定3
設定4
設定5
設定6
1〜8
各0.39%
各0.39%
各0.39%
各0.39%
各0.39%
71.48%
9〜16
17〜24
25〜32
33〜40
41〜48
49〜64
65〜80
81〜96
97〜128
128
54.69%
59.77%
55.08%
59.77%
74.61%
13.67%
129〜256
3.91%
3.52%
4.96%
257〜512
23.44%
23.05%
23.44%
11.72%
7.81%
513〜758
3.91%
3.13%
1.56%
759〜1024
5.08%
2.34%
0.78%
1025〜1280
5.08%
5.08%
0.78%

ストックが切れる仕様なので、こちらの振り分けも割と適用されます。

RTゲーム数解除(ストック有時)
ゲーム数
設定1
設定2
設定3
設定4
設定5
設定6
1〜8
4.30%
7.03%
6.25%
9.38%
9〜16
10.94%
8.20%
13.67%
16.02%
17〜24
13.28%
11.72%
12.50%
13.28%
18.36%
25〜32
11.72%
10.94%
17.58%
15.23%
15.63%
33〜40
6.25%
7.03%
6.25%
9.38%
41〜48
4.69%
49〜64
7.81%
7.03%
5.47%
7.81%
5.08%
65〜80
5.08%
5.47%
3.91%
5.08%
3.52%
81〜96
3.13%
2.73%
97〜128
5.08%
5.47%
3.52%
5.08%
3.52%
128
0.39%
129〜256
7.81%
11.72%
7.81%
11.72%
5.86%
3.91%
257〜512
5.47%
13.67%
5.47%
13.67%
3.91%
5.47%
513〜758
4.30%
1.17%
4.30%
1.17%
3.13%
1.17%
759〜1024
5.08%
0.78%
4.69%
0.78%
3.13%
0.78%
1025〜1280
5.08%
0.39%
5.08%
0.39%
3.52%

128ゲームまでは必ず回さなければならない振り分けになっています。
「スーパーリノ」は5ゲーム(50%以上で選択)、そして57ゲームまでの振り分けが多い機種でした。
「キングパルサー」から「128ゲーム」という数字に意味を持たせ始めたところがあり、その後のストック機に受け継がれていきます。

A内部リプレイ成立時の1/683で選択される「解除リプレイ」を引く(出現率は1/780)。
B1/16384の「完全ハズレ」を引く。

@によって天井を設けることが出来、意図的な連チャンも可能にしました。
当時はまだ「モード移行方式」のストック機は少なく、「RTゲーム数解除」のみのタイプが多かったです。
この「ゲーム数方式」では単純にハマリ台狙いやゲーム数狙いが有効でした。
「ハイエナ」を量産した機能ですね。
ただ「キングパルサー」はストックが切れるタイプであり、意図的に消すことも出来ます。
なのでヒットアンドアウェイをするなら、設定よりもストックが有るかどうかの方がとても重要でした。
極端な例として、ストックが無限の設定6の機械割は200%いくと言われています。
【演出について】
リールの上に細長いドットが付いています。
カエルが右から横切れば「小役orボーナス」、中央から出現したら「ハズレorボーナス」です。
これら演出が5連続するとボーナス確定になります。
単調な演出ですが、はっきりとした対応役があることで、単純に熱くなれる秀逸な演出です。
「ナイツ」から継承されている「バウンドストップ(小役orボーナス)」もあります。
【BIG中について】
平均獲得枚数は約390枚。
リプレイハズシは上段受けはアシストが付き、中段受けは2コマハズシになります。
BIG中のハズレ確率に大きな設定差があります。
設定1:1/9.7 設定2:1/9.7 設定3:1/9.7 設定4:1/9.7 設定5:1/13.8 設定6:1/23.9
BIG中のハズレ確率から設定6と確信したら、ストックが空でも終日打ち切った方がいいです。

AT機に於ける「獣王」、そしてストック機に於ける「キングパルサー」の存在は後の4号機に多大な影響を与えました。
2002年秋頃からのストック機は、ほぼこの「サイレントストック」機が主流です。
「モード方式+RTゲーム数方式」も増え、4号機の終盤も「サイレントストック」機が飾りました。

ストック機の中で1番荒波だったのは「吉宗」でしょうね。
「711タイプ+1ゲーム連」が好評で、あの1ゲーム連を味わったら虜になるのも分かります。
人気で言ったら「押忍番長」や「南国育ち」の人気も凄かったですね。
一時代を担った台が撤去されていく時、皆寂しそうだったのを覚えています。
そんな名機たちも「キングパルサー」の子であることに違いはありません。
もし「キングパルサー」が世に出ていなかったら、4号機の歴史も大きく変わっていたかもしれませんね。

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【キングパルサーの雰囲気】

sample

雰囲気その1

sample

雰囲気その2


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