★パチスロ歴代の名機‐あのころを君に‐★

このページは懐かしい思い出の台を深く考察していくページです。
旋風の用心棒R


2003年2月、ロデオから登場した、A-ST-ATタイプです。
ATに当選するとボーナスが1つ放出されます。
【ボーナス出現確率】
「BIG確率」
設定1:1/330 設定2:1/302 設定3:1/278 設定4:1/257 設定5:1/245 設定6:1/228
「REG確率」
設定1:1/661 設定2:1/605 設定3:1/557 設定4:1/514 設定5:1/491 設定6:1/456
「機械割」
設定1:94.5% 設定2:98.5% 設定3:102.5% 設定4:106.5% 設定5:109% 設定6:113%

4.5号機の設定6の割数が下がってきています。
4.7号機になると更に下がり、110%を切る台も増えますが、その分各メーカー毎の知恵を絞ったゲーム性は高くなっていきます。
【ボーナス放出契機】
@完全ハズレ時:全設定共通1/304
1〜4ゲーム間の前兆に入り、消化するまではボーナスが揃えられません。
A小役7連続入賞時
「旋風の用心棒」の特徴的な放出契機です。
この台のリプレイ以外の小役フラグ(チャンス目も)は内部的に1つのフラグです。
左1stからはチェリーやスイカとして入賞する小役も、逆押しをすると全てベル揃いになる等、押し順や振り分けによって揃う小役が変わります。
【旋風チャンスについて】
KC(旋風チャンス)は10ゲーム間、小役の押し順ナビにより「小役7連続入賞」を可能にする機能になります。
ATとは言っても、純増にしたら20〜30枚程です。
押し順ミスをして小役の7連続が途切れると、ボーナスは放出されません。
7連続させた後はミスしても構いませんが、押し順には従った方が良いです。
【旋風チャンス抽選契機】
@チャンス目成立時(1/200)
「低確率状態」
設定1:1/85.33 設定2:1/64 設定3:1/51.2 設定4:1/28.44 設定5:1/9.48 設定6:1/5.12
平均連チャン回数:[少]設定1(1.2回)<設定2(1.3回)<設定3(1.4回)<設定4(1.6回)<設定6(1.99回)<設定5(2.02回)[多]
低確率状態からのATを確認出来れば設定5・6の期待大。
「高確率状態A(ボーナス(KC経由以外)やリプレイ成立時の1/128で移行)」
設定1:1/5.95 設定2:1/3.76 設定3:1/2.75 設定4:1/2.29 設定5:1/1.98 設定6:1/1.72
平均連チャン回数:[少]設定6(2回)<設定5(2.9回)<設定1〜4(4回)[多]
設定1の割数が94.5%の所以です。
「高確率状態B(1/652のフリーチェリー後に移行)」
設定1:1/6.1 設定2:1/5.82 設定3:1/5.02 設定4:1/4.65 設定5:1/4.65 設定6:1/4.65
平均連チャン回数:[少]設定5〜6(5.06回)<設定1〜4(7.46回)[多]
当選率こそ低めですが、連チャン回数には夢があります。

ABIG中のチェリー成立時(1/656)の1/256で当選。
平均連チャン回数:全設定共通(4.08回)
本機最難関の契機です。

BJACハズレ時(1/16384)
平均連チャン回数:[少]設定5〜6(1.5回)<設定1〜4(3.15回)[多]

C天井(ボーナス間1072ゲーム以降のスイカ成立時)
平均連チャン回数:[少]設定1〜2(1.2回)<設定3(1.25回)<設定4(1.42回)<設定5(2.59回)<設定6(4.22回)[多]
ハマりづらい設定6の振り分けは多めになっています。

D大KC確定目成立時(1/76981)
平均連チャン回数:全設定共通(10.07回)
成立すれば7連以上確定のプレミア役です。
狙えば中段にBARが揃います。
設定1〜4と設定5〜6で振り分けは違いますが、平均は同じです。
夢の最大連チャン数21回は設定1〜4に於いての、この契機が一番濃いです。

E「旋風チャンス」中の上乗せ抽選
「完全ハズレ時」:設定1〜4:1/9.4 設定5:1/12.8 設定6:1/25.6
平均連チャン回数:全設定共通(2回)
振り分けに多少差がありますが、大連チャンには繋がりません。
「内部REG成立時」:設定1〜4:1/2 設定5:1/4 設定6:1/8
平均連チャン回数:[少]設定6(2回)<設定5(3回)<設定1〜4(4.07回)[多]
低設定域に於いて、唯一つけ入る隙です。
※内部REG成立時は出目によって、BIGかREGかの判別は出来ません。

「旋風の用心棒」の画期的なところは「AT=ボーナス」であるというところに他なりません。
「小役の連続によるボーナスの放出」システムを創り出し、それを意図的に達成させてみようというのが、この「旋風の用心棒」の主なゲーム性になります。
今までのAT機は、純増10枚の台は勿論、純増3〜4枚の台でも、そのAT自体で増やすのが通例でした。
そんな中、AT自体は10ゲームと控えめにして、ボーナスを付随させたところに発想の勝利があります。
AT1回=ボーナス1回ということは、振り分けがBIG2:REG1ですから、AT1回の期待獲得枚数が「約300枚+AT10ゲーム」ということになり、純増10枚台のAT1回よりも期待値は高いです。
ATの純増分など気にならないほどの価値が「旋風チャンス」にはあります。
この台の登場から「ジェットセットラジオ」や「スーパーブラックジャック」といった、小役の連続系ストック機に繋がっていくわけです。
AT機とストック機、混ざることのないジャンルの差がありましたが、「旋風の用心棒」によって「合わせても面白い」ことを教えてくれました。
まさに、AT機とストック機、その両方の歴史に旋風を巻き起こした台と言えるでしょう。

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