★パチスロ歴代の名機‐あのころを君に‐★

このページは懐かしい思い出の台を深く考察していくページです。
走れコウタロー


2004年10月、DAIICHIから登場した4号機のツインBIG+AT機。
4号機も終盤に差しかかり、ストック機が全盛だった当時に突如、久しぶりのAT機が登場したのでとても印象的でした。
ほぼ「最後のAT機」でしたが、歴代のAT機を塗り替えるほどに面白く仕上がっており、BGMに名曲「走れコウタロー」も流れ、更に盛り上げてくれます。
【ボーナス抽選確率】
「BIG確率」
設定1:1/399 設定2:1/381 設定3:1/356 設定4:1/321 設定5:1/292 設定6:1/277
「REG確率」
設定1〜5:1/1260 設定6:1/910
「AT突入率」
設定1:1/606 設定2:1/566 設定3:1/526 設定4:1/494 設定5:1/460 設定6:1/392
「機械割」
未発表とのことです。
【ボーナス】
ノーマルBIG:BIG中のベル(6択)を約1/5でナビ(平均獲得枚数380枚)
スーパーBIG:BIG中のベルの押し順を完全ナビ(平均獲得枚数550枚)
リプレイハズシは逆押しフリー打ちでハズせます。
【天井】
天井はボーナス間1500ゲームに存在し、天井到達時はAT確定となります。
【AT(万券RUSH)】
ATは20or60ゲーム+α継続し、9枚役のベルを完全ナビするAT(2.2枚)です。
また、AT中に成立したBIGはスーパーBIGとなり、大量出玉獲得に拍車をかけます。
【AT(万券RUSH)抽選】
特定小役成立で「万券RUSH」突入への「チャンスゾーン」へ移行し(液晶では示唆程度)、「チャンスゾーン」中は中段チェリーやスイカ成立で「万券RUSH」突入のチャンスになります。
「チャンスゾーン」への移行率が異なる2種類の状態(低確率状態・高確率状態)が存在し、BIG終了後は最低でも50ゲーム間は高確率状態に滞在します。
また、BIG中のチェリーやスイカ成立で高確ゲーム数が上乗せされる事があります。
ボーナス中のJACハズレ時は赤バックフラッシュが発生し、ATが確定です。
体感ですが、BIG中よりもREG中のJACハズレの方がロング継続に繋がった印象があります。
【AT(万券RUSH)当選時】
「万券RUSH」に当選するとAT状態(2.2枚)になり、10ゲーム間継続する「ダービーチャンス」に突入します。

「ダービーチャンスについて」
(1)最初の10ゲーム間で出走馬を決定(毎ゲーム出走馬が変化)。
リプレイが成立した時に表示されている出走馬が自分の賭け馬になります。
10ゲーム間で決まらなければ、10ゲーム目に表示されている馬が自動的に選択されます。
(2)レースが行われ、基本的に1ゲームで完結。
「独走」「カットイン」「写真判定」等様々な期待度アップ演出があり、必殺技を繰り出せば勝利です。
(3)勝利時は50ゲーム+α・敗北時は10ゲーム+αのATを獲得。
「出走馬の種類」
@ゴールドラッシュ(100%)
Aホワイトアイドル(80%)
Bブラックファイヤー(60%)
Cレッドクイーン(45%)
Dブルーデブチャンチン(35%)
Eコウタロー(20%)

ゲーム性の要であるレースの勝率はキャラクターによって大きく差が出ます。
敗北時にロングATはまず期待出来ないので、レースの結果は相当大事です。
【万券RUSH中】
ベルの押し順(6択)とベル以外の成立役をナビするAT(2.2枚)です。
ATの継続ゲーム数は「10〜500ゲーム」まであり、AT中の「ハズレ5連続」でゲーム数が上乗せされます。
その他のゲーム数告知は、獲得しているゲーム数を小出しにして告知したものなので、純正の上乗せでは無いと思われます。
丁度、「ゲットザランカー」のシステムに似ています。
【液晶演出】
「坂路演出」
馬が荷物を運びきれるかどうかで、小役ナビやチャンス予告をします。
荷物によって期待度が変わり、プレミアムパターンもあります。
「併せ馬演出」
馬2頭による併馬競争の結果により、小役を予告します。
3頭目が登場すればチャンスで、最初から3頭なら期待度大です。
「パドック演出」
小役ナビ・チャンス演出・ルーレット演出・プレミアム演出等、色々な演出が発生します。
「連続演出」
レース当日にコウタローが寝坊し、競馬場へ急ぐという演出。
コウタローのアクション次第で、到着する信頼度が変化します。
最大3ゲームに渡り演出が継続し、無事競馬場に到着するとATorボーナスが確定です。

当時の演出ですから、全体的に控え目な演出が多く、ナビ矛盾も大いに出現します。
この台はAT抽選の際に「中段チェリー」と「スイカ」がとても重要です。
青7小役狙いをしていると、枠上に青7が止まることがあります。
成立役は「スイカor中段チェリーのこぼし?orボーナス」。
揃ってもハズれても(何故かスイカが揃わない事アリ)熱い「枠上青7」がこの台で特に好きな停止形でした。


「走れコウタロー」の印象は、とにかく「相性が良かった」という事に尽きます。
初打ちから好きになり、久々のAT機ということで、数ヶ月に渡ってずっと打ち込んでいました。
残念ながら万枚は出せませんでしたが、2004年11月の後半、立て続けに8000〜9000枚を10回近く獲得する事が出来たのがいい思い出として残っています。
あれほど勝てた月はありません。
勿論、勝てたから好きになった、というのもありますが、液晶・図柄・システムに至るまで、とても自分好みな台であったのは間違いないです。
レース中の「必殺技発動」の瞬間、特に勝利確定である「ゴールドラッシュ」の「レーススタートした直後にゴール」するという、かっこよさには毎回シビレていました。
最低でも50ゲーム、時には数百ゲーム継続することもありますから、手に汗を握る感覚は本物の競馬さながらです。

当時から解析雑誌を愛読していたのですが、殆どの雑誌で詳しい解析が掲載されていませんでした。
それ程にマイナーな機種だったということです。
しかし、個人的に4号機のAT機の中でも、「ハクション大魔王S」や「スペースバニー」といった名機とどこか似ている「走れコウタロー」は、それらと双璧をなす面白さだったと思っています。

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